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マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2009)シンポジウム

セッション 1E  ネットワークプロトコル (DPS)
日時: 2009年7月8日(水) 13:40 - 15:20
部屋: カトレア
座長: 神崎 映光 (大阪大学大学院 情報科学研究科)

1E-1 (時間: 13:40 - 14:05)
題名Linuxカーネルのログ解析によるバースト的iSCSI遠隔ストレージアクセス時のパケット送信に関する考察
著者*比嘉 玲華 (お茶の水女子大学), 松原 幸助, 岡廻 隆生 (ソフトバンクテレコム株式会社), 山口 実靖 (工学院大学), 小口 正人 (お茶の水女子大学)
Pagepp. 98 - 106
KeywordIP-SAN, iSCSI, Linux
AbstractiSCSIは複雑な階層構造を持つため,性能を向上させるためには複数の層にまたがる最適化を行う必要がある. 既存研究においてiSCSIパラメータの最適化等を行ったところ,一定の性能向上は達成できたものの,高遅延環境においてはまだなお大きな性能低下が確認された. そこで本研究においては,パケット解析および輻輳ウィンドウ解析,ソケットバッファ解析を行い,その結果に基づいて,iSCSI遠隔ストレージアクセスにおける性能劣化の原因を検討する. 特に遠隔iSCSIアクセス時に観察される断続的なパケット送出に関して,そのカーネル内部における振舞を詳細に解析し,原因についての考察を行う.

1E-2 (時間: 14:05 - 14:30)
題名ネットワークコーディングを用いたALMにおけるノード離脱を考慮した経路構築法の提案と評価
著者*大竹 健司 (公立はこだて未来大学大学院), 白石 陽, 高橋 修 (公立はこだて未来大学)
Pagepp. 107 - 113
KeywordALM, ネットワークコーディング, オーバレイネットワーク, P2P
Abstract複数のパケットを単一のパケットに符号化をし,ネットワークにかかる負荷を削減する技術であるネットワークコーディングは,多くの帯域を必要とするマルチキャスト通信であるアプリケーションレベルマルチキャストに適用することによって大きな効果が得られることがわかっている.しかし,ネットワークコーディングをアプリケーションレベルマルチキャストに適用する際には異なる経路間でリンクが共有されやすい複数の転送経路を構築する必要がある.本研究においては,ノードの離脱や不正終了を考慮したアプリケーションレベルマルチキャストにおける経路構築手法を提案し,シミュレーション実験を行うことによって提案方式の妥当性を検証する.

1E-3 (時間: 14:30 - 14:55)
題名ストリーミングサービスにおけるユーザ満足度を考慮した柔軟なトラフィック制御方式
著者*阿部 伸俊, 篠宮 紀彦, 勅使河原 可海 (創価大学大学院)
Pagepp. 114 - 124
Keyword受付制御, レート制御, セッション拒否率, 配信レート, ユーザ満足度
Abstractコンテンツ配信サービスが成功するための一つの課題として,ユーザの要求を考慮したサービス品質を提供することが挙げられる.例えば,ストリーミングサービスでは,ユーザは安定した接続の成功といった接続品質や配信レートなどの帯域品質を要求すると考えられる.しかしながら,接続品質と帯域品質はトレードオフの関係にある.そこで本研究では,オンデマンド動画ストリーミングサービスを対象とし,ユーザの要求を考慮した柔軟なトラフィック制御方式を提案する.提案方式では,トレードオフの関係にある接続及び帯域品質に対して,それぞれユーザ満足度を定義する.この2つのユーザ満足度のバランスを取ることでトレードオフに対処する.さらに,異なる要求を持つ複数クラスを用意し,ユーザ満足度の観点から各クラスの要求を公平に満たす.シミュレーション結果では,提案方式により,トレードオフのバランスを取りながら,各クラスに対する公平なリソース割り当てが実現可能であることを示した.