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マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2010)シンポジウム

セッション 1E  無線システム応用
日時: 2010年7月7日(水) 12:45 - 14:25
部屋: 弥生
座長: 藤野 信次 (富士通研究所)

1E-1 (時間: 12:45 - 13:10)
題名指向性無線LANの受信信号強度を用いた被写体方向推定手法
著者*石川 翔太 (九州大学大学院システム情報科学府), 荒川 豊, 田頭 茂明, 福田 晃 (九州大学大学院システム情報科学研究院)
Pagepp. 152 - 158
Keyword被写体方向推定, 電波到来方向, インフラレス, 指向性
Abstract本研究では,撮影時における被写体と撮影機器にそれぞれ装着した1対の無線デバイスだけで被写体追尾が可能な被写体方向推定を提案する.提案は,画像処理による判別が難しい運動会など同じ色の服装をした人が多数存在し,互いに重なりあっているような環境においても利用が可能である.提案では,指向性アンテナを装着した撮影機器の検知器と被写体に装着したWi-Fiデバイスによる1対1間だけで被写体方向推定を行う.具体的には,被写体が装着したWi-Fiデバイスが発信する無線の信号強度の角度による変化を観測することにより被写体の方向を推定する.今回,信号強度変化の分析手法として,RSSI の角度実数上における観測期間の中間点での接線の傾きによる判別法を提案した.実験により,角度による信号強度の変化を用いた方向推定を行った結果,撮影者側からみて被写体が存在しない範囲での正解率は84%,被写体が存在する角度方向における正解率は53%となった.総合的な正解率は68%という結果となり,被写体の方向をナビゲートする上で提案が有用なことが確認できた.

1E-2 (時間: 13:10 - 13:35)
題名複数無線インタフェース使用時のミドルウェアにおけるコネクション集約に関する検討
著者*宮崎 悦子 (お茶の水女子大学), Onur Altintas (株式会社トヨタIT開発センター), 小口 正人 (お茶の水女子大学)
Pagepp. 159 - 163
Keyword大域幅集約, 無線, シミュレーション
Abstract近年,様々なモバイルネットワークアプリケーションの実行に必要なスループット はますます増加している.それ受けて様々な無線技術が開発されており,WAN,LAN やPAN 上のデータ通信に広く利用されている.しかし各々の帯域幅は有線のものと 比較すると未だに乏しいものが多く,また広帯域を確保している無線通信は使用可能 なシーンが限定されてるのが現状である.さらに現存する多くの無線は,同時に一つ の無線技術を使用することに限られている.そこで提案されているのが適用範囲にあ る無線技術の帯域幅を複数同時に使用することでより高いスループットを得ようとす るBAG(Bandwidth Aggregation)である.しかしBAG を行う際にTCP の性質 による性能の低下がみられることが分かっている.そこで本研究では,明らかになっ ている問題点を解決し,よりすぐれた実装を行うことを目標として,既存研究の追実 験を無線シミュレーションを用いて行った.また,問題点を解決するためにより上位 層の制御であるミドルウェアによる制御を実装し,既存方式との比較を行った.

1E-3 (時間: 13:35 - 14:00)
題名指向性アンテナを利用したマルチローブ送信レート制御ネットワークコーディング
著者*古川 恭史 (静岡大学), 萬代 雅希 (上智大学), 四方 博之 (関西大学システム理工学部), 小花 貞夫 (ATR Adaptive Communication Research Laboratories), 渡辺 尚 (静岡大学創造科学技術大学院)
Pagepp. 164 - 170
Keyword指向性アンテナ, ネットワークコーディング, マルチレート
AbstractIn this paper, we propose a multi-lobe directional transmission for network coding in multi-rate ad hoc networks to improve throughput performance of XOR-based wireless network coding(WNC). The proposed scheme uses directional antennas that can make antenna beam forms with multiple main lobes. In the proposed scheme, a node transmits native packets with a beam form of one or multiple main lobe for realizing high-rate unicast transmissions. In addition, a node transmits XORed packets and native packets with a beam form of multiple main lobes with directional antenna to realize high-rate multicast transmissions. We evaluate and investigate the performance of the proposed scheme in terms of throughput via intensive computer simulations. The simulated results show that the proposed scheme can improve throughput performance of XOR-based WNC in some simple topologies such as 5 nodes straight line topology and X topology. In a fundamental evaluation, we have confirmed that the proposed scheme can achieve higher throughput than the conventional XOR-based WNC without using directional antennas in simple topologies. The proposed scheme is also applicable for other smart/directional antennas.

1E-4 (時間: 14:00 - 14:25)
題名コグニティブ無線システムにおける基地局位置情報提供システム
著者*菊地 慧, 高山 毅, 佐藤 永欣, Goutam Chakraborty, 村田 嘉利 (岩手県立大学ソフトウェア情報学研究科)
Pagepp. 171 - 178
Keywordコグニティブ無線クラウド(CWC), 位置推定, モバイルネットワーク, アドホックネットワーク, 無線•移動体
Abstract次世代無線通信アーキテクチャの一つとして提案されているコグニティブ無線クラウド(CWC)においては,ユーザが通信事業者提供の通信システムだけでなく個人や企業が提供するシステムを状況に応じて選択することができる点が最大の特徴となっている.通信中,移動に伴って接続先基地局を切り替える際,事前に隣接基地局の位置関係が分かっていることが望ましい.CWCでは,複数の通信事業者と通信システムを跨がって統合的に基地局の位置関係を把握する必要があるが,そのようなシステムは存在していないのが現状である.本論文では,基地局および移動端末ともに位置が不明であるという条件において,移動端末が受信した周辺基地局からの電波の強さRSSIから各基地局の位置を推定するアルゴリズムについて提案する。