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マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2010)シンポジウム

セッション DS  デモセッション/企業展示
日時: 2010年7月8日(木) 18:10 - 19:30
部屋: 朝陽の間4
座長: 梅津 高朗 (大阪大学)

DS-1
題名人体通信技術を利用した2つのシステムの提案
著者*藤川 真樹 (ALSOK/中央大学研究開発機構), 西垣 正勝 (静岡大学), 吉沢 昌純 (東京都立産業技術高等専門学校), 古澤 健治 (三矢研究所)
Pagepp. 2039 - 2042
Keyword人体通信技術応用, Personal Area Network(PAN), センシング技術, セキュリティ, セーフティ
Abstract本稿では,人体通信技術を応用した装着物着脱検知システムを紹介する.このシステムは,セキュリティ分野およびセーフティ分野における活用が期待できる.デモ・セッションでは,2つのプロトタイプ・システムの実演を行う.

DS-2
題名二画面積層表示を用いて視線の向きを表現するテレビ会議システムの提案
著者*磯 和之, 伊達 宗和, 高田 英明, 安藤 康子, 松浦 宣彦 (日本電信電話株式会社 NTTサイバースペース研究所)
Pagepp. 2043 - 2050
Keywordテレビ会議, 視線表現, 二画面積層表示, DFD
Abstract我々は,遠隔から会議に参加したとしても,あたかもその場にいるかのように会議ができるテレビ会議システムの実現を目指している.本研究では,遠隔にいる参加者の視線の方向や顔の向きが,他の参加者へ自然と伝わる機能を実現するため,二画面積層表示を用いた代理参加型会議端末を開発している.実験の結果,二画面積層表示は,人間の正面顔を表示した場合に,目があっていると感じる範囲を,約17°に制限することができ,また前後面に表示されている映像を,左右にずらすことによって目が合うと感じられる方向を制御することが確認された.さらに,これらの特徴を応用してリアルタイムに会議が可能な実験用プロトタイプシステムを構築したので報告する.

DS-3
題名電子トリアージ評価のための多人数参加型シミュレータの設計
著者*野上 大樹 (大阪大学大学院情報科学研究科), 内山 彰 (大阪大学大学院情報科学研究科/独立行政法人科学技術振興機構 CREST), 中田 康城 (市立堺病院/独立行政法人科学技術振興機構 CREST), 東野 輝夫 (大阪大学大学院情報科学研究科/独立行政法人科学技術振興機構 CREST)
Pagepp. 2051 - 2060
Keyword災害医療, 電子トリアージ, 災害医療訓練, シミュレータ
Abstract災害など多数の傷病者が同時に発生する状況では,トリアージの概念に基づき傷病者に対して治療の優先度を決定し,処置に当たることが求められる.災害時における救命活動を支援するため,我々の研究グループでは電子トリアージシステムの設計開発を行っている.本システムを活用するためには,支援機能の有効性を示すことが重要である.そこで本稿では,電子トリアージシステムの評価を目的とした多人数参加型シミュレータの設計を行った.提案シミュレータでは訓練実施者があらかじめ指定したシナリオに従って時間経過とともに傷病者の容態変化を再現する.各傷病者の容態に適した治療を制限時間までに実施することで傷病者の救命が可能であり,訓練ではできるだけ多数の傷病者を救命することが目標となる.本シミュレータにより,電子トリアージの支援機能である容態変化の通知機能および情報収集機能を取り入れたトリアージ訓練が可能となり,電子トリアージシステムの有効性評価が実現できる.シミュレータのプロトタイプを用いて試験運用を行った結果やその評価についても報告する.

DS-4
題名携帯情報端末による大規模行動情報収集システム「ALKAN」
著者*服部 祐一, 竹森 正起, 井上 創造 (九州工業大学), 平川 剛 (ネットワーク応用技術研究所), 須藤 修 (東京大学情報学環)
Pagepp. 2061 - 2065
Keyword行動解析, 行動収集システム
Abstract人間の行動が客観的に計測できるようになれば様々な応用が期待できる.例えば,医療分野に於いては生活習慣病の予防のために生活習慣を客観的に計測でき,農業分野に於いては農業従事者の行動記録を自動的に得ることができる.それにより,効率化を図ることができる. これまではこういった行動の計測は難しかったが,近年,3軸加速度センサを搭載した携帯情報端末の普及によりそれらが可能となりつつある.本稿では,行動を解析するための行動解析エンジンの構築を目標とする.行動解析エンジンの精度向上には,必要な教師データとして,行動種別,3軸加速度データ,その他の付加情報を収集する必要がある.本稿ではこれらを行動情報と呼ぶ.行動情報の必要な特徴は3つあり,1つは行動種別と3軸加速度データが正確に対応づけられているという点,1つは地域,対象人数等に最適な行動種別や,付加情報で構成されているという点,1つは,多数の行動情報を含むという点である.本稿では,行動を解析するための行動解析エンジンの構築を目標とし,開発した行動情報収集システム「ALKAN」について述べる.

DS-5
題名Efficient Biometric Authentication Protocols Using 2-DNF Evaluation
著者*Mitsuhiro Hattori, Nori Matsuda, Takashi Ito, Yoichi Shibata, Katsuyuki Takashima, Takeshi Yoneda (Mitsubishi Electric)
Pagepp. 2066 - 2074
Keywordbiometrics, authentication, homomorphic encryption
AbstractWe propose two biometric authentication protocols in this paper. The first one is a protocol using 2-DNF (disjunctive normal form) homomorphic encryption schemes in a black-box way. The second one is a protocol using the Okamoto-Takashima homomorphic encryption scheme proposed at Pairing 2008. In our protocols, user's biometric data are all encrypted and only a similarity metrics such as the Hamming distance can be recovered. Although a similar protocol has been proposed by Rane, Sun, and Vetro at ICIP 2009, our protocols have advantage in communication cost between a user and the verifier; it is reduced from 2 to 1 for 1:1 authentication and from 2N to 1 for 1:N authentication. The security of our protocols is proven in the semi-honest model under the decisional subgroup problem assumption.

DS-6
題名ファイル管理機能を強化した戸下通信システムの実用化に関する検討
著者*川田 剛志, 藤原 康宏, 齊藤 義仰, 村山 優子 (岩手県立大学大学院ソフトウェア情報学研究科)
Pagepp. 2075 - 2080
Keyword戸口通信, グループウェア
Abstract実世界における「戸」は,部屋の入り口としての役割の他に,部屋を訪れる訪問者と部屋の住人との様々な情報交換の媒体としての役割を持つ.我々は「戸」を介したコミュニケーションを「戸口通信」と定義し,ネットワーク上で戸口通信を行うシステムを実現してきた.本稿では,戸の下から書類を差し入れるコミュニケーションに着目した戸下通信システムの問題点について報告し,これらの問題点を解決するための,ログ機能と部屋の自動生成機能の実装を行った.また,戸下通信システムを1年間運用した.さらに,運用結果から6つの問題点を抽出し,問題点の1つであるインデックス機能の対応を行った.

DS-7
題名入退室管理−照明連携省エネルギ制御システム−密集度定量化による照明制御技術−
著者*安田 晃久, 金子 洋介, 北上 眞二 (三菱電機株式会社 情報技術総合研究所)
Pagepp. 2081 - 2084
Keyword環境, 照明, 省エネルギ
Abstract現在,東京都が中小ビルを対象とした省エネルギ化対策を課題と捉え,施策を検討している様に,オフィスビルの省エネルギ化対策はCO2 排出量削減において大きな課題となっている.これに対し,筆者らは入退室管理システムを利用した照明制御システムを開発し,オフィスビルの省エネルギ化に取り組んでいる.筆者 らが先に開発したシステムでは室内在席者の分散状況を把握出来ず,照明最適制御が実現出来ていなかった.そこで,グラフ理論を適用した室内在席者定量化手法を考案し,照明制御システムへ適用した.本稿ではこの定量化手法の考え方,及びその効果について述べる.

DS-9
題名EVANS:拡張現実感技術を用いた無線ネットワーク可視化システム
著者*島田 秀輝 (同志社大学), 坂本 直弥 (同志社大学大学院), 岡田 昌和 (同志社大学), 綾木 良太, 佐藤 健哉 (同志社大学大学院)
Pagepp. 2085 - 2090
Keyword拡張現実感, 無線ネットワーク, モバイルコンピューティング
Abstract近年,スマートフォンの登場と共に拡張現実感(AR:Augmented Reality)技術を利用したソフトウェアが注目され,様々なアプリケーション,ならびに開発環境が登場している.このAR技術を利用することにより,現実環境を映し出すカメラ画像に,web上の情報など,様々なアノテーションをマッピングすることが可能になっている.我々は,アノテーションとして,無線ネットワークに着目する. そこで,我々は,無線ネットワークシステムを可視化するシステム,EVANS(Embodied Visualization with AR for Network Systems)を提案する.EVANSでは,AR空間上に,無線ネットワークの状態を可視化することによって,ノード間の接続状態を直感的に把握することが可能である.また,接続状態を表示するだけでなく,AR空間上のアノテーションを操作することによって,現実空間のノードに対して操作することも可能である. 本稿では,EVANSの設計を述べ,無線センサを用いたEVANSのプロ卜タイプシステムの実装に関して述べる.プロトタイプシステムを用いた無線ネットワークデバイスのリンクの可視化/制御を通して,システムの有効性を確認した.

DS-10
題名有線/無線相互補完通信を用いたセンサ/アクチュエータネットワーク
著者*澤田 尚志 (静岡大学大学院情報学研究科), 栗山 央, 安部 惠一 (静岡大学創造科学技術大学院), 峰野 博史 (静岡大学情報学部), 水野 忠則 (静岡大学創造科学技術大学院)
Pagepp. 2091 - 2095
Keyword無線センサネットワーク, EMS, 有線/無線相互補完通信, 環境モニタリング, 遠隔自動制御
Abstract我々は有線と無線の通信技術を相互に利用して通信を行う相互補完通信ネットワー クを提案する.このネットワークは,有線/無線それぞれの通信で通信可能範囲を相 互に補うことにより通信可能範囲を拡大するものである.提案手法では無線通信と電 力線通信を必要に応じて相互に利用することで,通信可能範囲,通信信頼性,ネット ワークライフタイムを向上させることができる.我々は,ネットワークのプロトタイ プを実装した.このプロトタイプは,IEEE802.15.4 とPLC を利用し,お互いに通信 できない範囲を相互に補完する.実験では,有線通信と無線通信の2 つの通信方式を 併せ持ったデバイスを用いて,有線/無線の相互補完通信が行われることを確認した.

DS-11
題名ユビキタスセンサ環境における移動型端末によるデータ収集のための送信可能データ量を考慮したファイル送信方式
著者*義久 智樹, 清野 航, 西尾 章治郎 (大阪大学)
Pagepp. 2096 - 2103
Keywordモバイルノード, センサネットワーク, ユビキタスコンピューティング
Abstract近年のセンサの小型化に伴い,いたるところにセンサがあるユビキタスセンサ環境において 移動型端末を用いてデータ収集する研究が盛んに行われている. ユビキタスセンサ環境では,複数個設置されたセンサから移動型端末がデータ収集することで,様々な応用が可能になる. しかし,移動型端末が通信とは無関係に移動するため,写真や映像のようにファイル形式で 1個あたりのデータ量が大きい場合には,収集に時間がかかって通信時間内にファイルを受信完了できないという問題が発生する. そこで提案方式では,同じデータ内容に対してデータ量の異なる幾つかのファイルを用意する. 以前の移動型端末との通信データ量から送信可能なデータ量を考慮して送信するファイルを決定することで, 高い確率で通信時間内にファイルを受信完了できる.

DS-12
題名オンデマンド型家庭内電力ネットワークのための電力ルーティングスイッチ
著者*柴田 知輝, 藤本 圭 (京都大学大学院情報学研究科), 坂井 一美 (京都大学学術情報メディアセンター), 小山 洋一 ((株)トランス・ニュー・テクノロジー), 岡部 寿男 (京都大学学術情報メディアセンター)
Pagepp. 2104 - 2108
Keywordオンデマンド型電力ネットワーク, エネルギーの情報化, ルーティング
Abstract我々は,生活者の利便性を失わず,かつ生活者が意識することなく,確実に消費電 力の削減を達成できる技術を確立するため,「エネルギーの情報化」に基づく電力管理・ 制御技術の研究開発を行っている.そのためにオンデマンド型電力ネットワークを提 唱し,必要となる,電力の品質 (Quality of Energy; QoEn) を考慮した経路制御に, 通信における QoS 保証の技術を用いたアーキテクチャを提案している.本発表では, プロトタイプとして作成した,電力ルーティングスイッチについて述べる.これは, PoE (Power over Ethernet; IEEE802.3af)のインターフェースを独自に拡張する 形で,消費機器から電力ネットワークへの明示的な力要求に応じてのオンデマンド型 の直流給電を実装したものであり,電力要求の優先度,緊急度に応じて分散電源から の電源選択や優先度の低い電力の横取りを実現している.

KS-1
題名(企業展示) Scenargie™による安全運転支援システムのシミュレーション評価
著者前野 誉, 金田 茂 (株式会社スペースタイムエンジニアリング), 高井 峰生 (早稲田大学/UCLA)
Pagep. 2109

KS-2
題名(企業展示) Android端末によるセキュアなデバイス間連携
著者大畑 真生, 中川 智尋, 太田 賢, 稲村 浩 (株式会社NTTドコモ)
Pagep. 2110

KS-3
題名(企業展示) 「ネットワークコーディング概論」紹介
著者河東 晴子 (三菱電機(株))
Pagep. 2111