(セッション表へ)

マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2011)シンポジウム

セッション 4E  見守り支援
日時: 2011年7月7日(木) 8:00 - 9:15
部屋: ルビー
座長: 村尾 和哉 (神戸大学)

4E-1 (時間: 8:00 - 8:25)
題名高齢者を遠隔地から見守るシステムの提案と実装
著者*山岸 弘幸, 加藤 大智, 手嶋 一訓, 鈴木 秀和, 山本 修身, 渡邊 晃 (名城大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 684 - 690
Keyword高齢者, センサデータ
Abstract少子高齢化の進行に伴い,高齢者人口が年々増加している.しかし,現在の家庭環境においては,高齢者の方と別々の家に住んでいる家庭も多いため,いつでも高齢者の近くにいられるとは限らない.そのため,高齢者の状態を遠隔地からでも見守りたいという要望がある.そこで本稿では,高齢者にスマートフォンを保持してもらい,そこから得た情報を管理サーバに蓄積する.家族や親戚(見守る人)がどこにいても高齢者を見守ることができ,異常検出時には迅速な対応を可能とするシステムを提案する.提案システムの一部を実装し,インターネット上から位置情報と歩数情報を閲覧できることを確認した.

4E-2 (時間: 8:25 - 8:50)
題名スマートフォンとセンサを活用したリモート見守りシステムの提案
著者*加藤 大智, 山岸 弘幸 (名城大学), 鈴木 秀和, 小中 英嗣, 渡邊 晃 (名城大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 691 - 696
Keyword見守り, スマートフォン, 高齢者, センサ
Abstract少子高齢社会や住環境の変化に伴い高齢者が家族と離れて暮らすケースが増加している。 このため、センサ機器と通信機能を用いた様々な弱者見守りシステムが提案、開発されている。 既存の弱者見守りシステムは主に 健康管理などを目的にしているものや弱者の位置情報のみを利用しているため、弱者の周囲の環境や状況を 把握する高度な見守りはできていない。 そのため、家族が弱者の状態を正確に判断することが難しいという問題が生じていた。 本稿ではスマートフォンに埋め込まれている各種センサーから、歩いている、走っている、寝ている、寝ている、座っている、転んだなどを判定。 運転時には速度、アクセル/ブレーキ、右左折、車体のぶれ、衝突を検出する。 同時に位置情報を取得し、弱者の現在位置を特定する。 これらの情報をサーバに定期的に送信し、サーバに蓄積する。 それにより、見守る家族が離れた場所からでもいつでも弱者を見守ることができる支援システムの提案を行う。

4E-3 (時間: 8:50 - 9:15)
題名行動履歴を用いた児童見守り支援システムのための目的地推定手法の試作
著者*今野 将 (千葉工業大学工学部電気電子情報工学科), 山出 智也 (千葉工業大学大学院工学研究科電気電子情報工学専攻), 藤田 茂 (千葉工業大学情報科学部情報工学科)
Pagepp. 697 - 705
Keyword目的地推定, 児童見守り, 地域情報
Abstract近年,児童の安全を確保するために,児童の行動等を把握する『児童見守り支援 システム』が多くの企業・大学・研究機関などで提案・開発されている.しか し,現在の児童見守りシステムの多くは,児童の位置情報をどのように取得す るかに主眼が置かれているため,保護者には児童の位置情報とそれに付随する 僅かな情報しか提供されていない.そのため,保護者は児童の状況を正確に知 ることが出来なくなり,児童の安全に対する対処行動が多くなり,児童見守り システム自体への信頼性が低下すると言う問題点があった.本研究では,児童 の行動履歴や地域情報などの様々な情報を利用し,児童の行動目的および目的 地を推定する手法を提案する.本手法を用いることにより,保護者は児童がそ の場所にいる目的を推測する事が可能となり,