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マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2011)シンポジウム

セッション 4F  屋内位置推定(1)
日時: 2011年7月7日(木) 8:00 - 9:15
部屋: ダイヤモンド
座長: 荒川 豊 (九州大学)

4F-1 (時間: 8:00 - 8:25)
題名無線LANを用いた位置推定における学習コスト削減のためのデータ補間手法の評価
著者*久保田 僚介 (九州大学大学院システム情報科学府), 田頭 茂明, 荒川 豊, 福田 晃 (九州大学大学院システム情報科学研究院)
Pagepp. 706 - 712
Keywordデータ補間, 位置推定, 無線LAN
Abstract現在,高精度な位置情報を要する屋内サービスの実現に向けて,無線LANを用いた位置推定システムの研究開発が進められている.本論文では,高精度な位置推定手法として知られているシーン解析法に着目し,シーン解析法で必要となる学習データの補間手法を提案する.具体的には,シーン解析法では,受信信号強度を測定して学習データを作る作業に大きなコストがかかる.提案手法では,壁による減衰を組み込んだ電波の伝搬損失モデルを用いて学習データを高精度に補間し,このコストを効果的に削減する.提案手法の有効性を確認するために実環境での実験を行い,推定精度と補間した受信信号強度の正確性について複数の無線LANデバイスを用いて評価した.結果から,提案手法は従来手法と比べて,平均推定誤差を15\%削減することを確認した.

4F-2 (時間: 8:25 - 8:50)
題名屋内位置情報基盤のためのフロアマップ構造化システム
著者*鈴木 友基, 梶 克彦, 河口 信夫 (名古屋大学大学院工学研究科)
Pagepp. 713 - 719
Keyword屋内位置情報, 建物構造情報, フロアマップ, UGC
Abstract現在,無線 LAN などを用いた屋内位置推定技術の研究が発展しつつある.また, その応用として,屋内のナビゲーションやユーザの位置に応じた情報提供などが期待 されている.そして,それらの実現には屋内の構造情報が必要である.しかし,現時 点では,ナビゲーションや位置依存情報提供を目的とした建物屋内構造情報は広く存 在しない.そこで,構造情報の収集・管理・提供を行う屋内位置情報基盤の構築が求 められる.本稿では,フロアマップから構造情報を生成する,フロアマップ構造化シ ステムについて述べる.本システムでは,ユーザが収集したフロアマップ画像から, 自動抽出とユーザによる修正によって,UGC として構造情報を生成する.

4F-3 (時間: 8:50 - 9:15)
題名細粒度Wi-Fi 測位と加速度センサを併用した屋内行動認識
著者*藤井 陽光 (立命館大学情報理工学部), 川崎 万莉, Anh Tuan Nguyen (立命館大学大学院理工学研究科), 安積 卓也, 西尾 信彦 (立命館大学情報理工学部)
Pagepp. 720 - 728
KeywordWi-Fi測位, 移動認識, 歩行認識, 加速度センサ, 近未来予測
Abstract近年,スマートフォンと呼ばれる,GPS や加速度センサなどを搭載した高機能携帯端末が日常生活に浸透し, 端末の現在位置に基づいたサービスが数多く提供されている.本論文では,スマートフォンを用いて,屋内などGPS での測位が困難なエリアでのパーソナルで相対的な位置特定の実現を目的とした.ユーザが日常生活で停留す る場所がそのユーザにとって重要な場所であると考え,Wi-Fi 基地局観測ログや加速度センサデータを用い,ユーザの停留地点と観測されたセンサデータの関連付けを自動的に行った.また,そのユーザの遷移履歴を反映した停留地点の相対的位置のマップを生成し,そのユーザ個人に特化した高精度な位置推定を実現した.この手法の有用性を検証するため,一定時間加速度センサデータとWi-Fi 基地局観測を記録し続け,停留地点を特徴づけるセンサデータをノードとした相対的位置マップの自動生成を行い,それを用いて測位性能を評価した.その結果,日常生活での停留地点をほぼ正しく認識した.また本手法で測位可能な限界性能について評価した.