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マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2009)シンポジウム

セッション 6B  知識共有 (GN)
日時: 2009年7月9日(木) 13:50 - 16:00
部屋: 末広
座長: 吉野 孝 (和歌山大学)

6B-1 (時間: 13:50 - 14:15)
題名情報の関連性を重視したWebスケジューラ
著者*佐藤 仁美 (神奈川工科大学 大学院 工学研究科), 服部 哲 (神奈川工科大学 情報学部), 速水 治夫 (神奈川工科大学 大学院 工学研究科)
Pagepp. 1206 - 1210
KeywordPIM, スケジューラ, TODO, 情報管理, 予定管理
Abstract個人用コンピュータの普及やインターネット利用率の増加,Webサービスの多様化によって,私たちはインターネット上で情報管理をする機会が増えてきている.また,それに比例して個人単位でも仕事単位でも,たくさんのスケジュール情報やTODO情報を管理する必要性がでてきた.従来型のWebサービス利用法では,利用者自ら情報の種類に基づいて適切なWebサービスを選択して管理していた.本論文では,ユーザにWebサービス選択の手間を取らせることなく,情報の内容を分析して適切な形式で管理し,情報の関連性から重要な情報をユーザに提示することで,より容易な情報管理の方法を表す.

6B-2 (時間: 14:15 - 14:40)
題名ナレッジ共有に基づく国際会議参加支援システム
著者*服部 哲 (神奈川工科大学情報学部情報メディア学科), 五百蔵 重典 (神奈川工科大学情報学部情報工学科), 速水 治夫 (神奈川工科大学情報学部情報メディア学科)
Pagepp. 1211 - 1216
Keyword国際会議参加支援, ナレッジ管理, ワークフロー管理, スケジュール管理, Web-basedグループウェア
Abstract研究活動において国際会議に参加することは重要である.国際会議に参加するためには,論文を作成し投稿するなど一連の作業を,会議のスケジュールにあわせて実施する必要がある.しかし,参加経験がほとんどない大学院生や研究者は,各作業についてわからないことが多く,非常に苦労する.本論文では,国際会議への参加を通じて得られたナレッジを一連の作業にあわせて共有するためのシステムを提案する.本システムは文書ファイルやノウハウだけでなく,Web検索のために利用されたキーワードや,問合せのために送信されたメールメッセージもナレッジとして扱い,これらのナレッジを国際会議のワークフローや各作業と関連付けて管理する.またワークフローの生成時にはWebカレンダーに予定を追加し,ユーザの作業開始を支援する.本研究では提案システムの試作を進めており,それに基づき有効性や問題点を議論する.

6B-4 (時間: 14:40 - 15:05)
題名研究活動向けナレッジ共有システムの提案
著者*渡邉 岳志, 服部 哲 (神奈川工科大学 情報学部 情報メディア学科), 速水 治夫 (神奈川工科大学 大学院 工学研究科 情報工学専攻)
Pagepp. 1217 - 1220
Keyword研究活動, 研究プロセス, 情報共有, ナレッジ, グループウェア

6B-5 (時間: 15:05 - 15:30)
題名不具合管理システム利用時の不具合修正プロセス改善のための滞留時間分析手法の提案
著者*伊原 彰紀, 大平 雅雄, 松本 健一 (奈良先端科学技術大学院大学/情報科学研究科)
Pagepp. 1221 - 1227
Keyword不具合管理システム, 滞留時間, 不具合修正プロセス, OSS, Firefox
Abstract多くのオープンソースソフトウェア(OSS)プロジェクトでは不具合の情報を共有し一元管理するために不具合管理システムが用いられている.しかしながら近年,OSSが複雑化・大規模化するにつれて,報告される大量の不具合を効率的に修正することが困難になりつつある.結果的に,不具合が修正されずに残存する時間(滞留時間)が長期化するという傾向にある.不具合の滞留時間の短縮にはまず,不具合修正のプロセスのどの部分がボトルネックとなっているかを理解する必要がある.本稿では,不具合管理システム利用時の不具合の滞留時間を分析するための手法を提案する.また,Mozilla Firefox Projectの不具合修正プロセスを対象としたケーススタディを行い,提案手法の有用性を確認する.