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マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2011)シンポジウム

セッション 2H  インターネット
日時: 2011年7月6日(水) 15:55 - 17:10
部屋: アメジスト
座長: 木原 民雄 (NTT)

2H-1 (時間: 15:55 - 16:20)
題名RIAボタン設計支援システムの提案
著者*畑中 基希 (神奈川工科大学大学院工学研究科情報工学専攻), 納富 一宏 (神奈川工科大学大学院), 斎藤 恵一 (国際医療福祉大学情報教育センター)
Pagepp. 366 - 369
KeywordRIA, ボタン, 設計支援
Abstractインターネットの利用者は年々増加している.Webを利用する誰もが扱えるようにアクセシビリティを考慮したサイトの設計が求められている.Webを利用するときによく目にするのがボタンである.そこで,ボタンへのマウスカーソルのポインティング,およびクリック動作に着目した.条件呈示から操作までの反応時間を計測することで,ボタンのデザイン,およびボタンの配置がアクセシビリティに与える影響について年齢層別に分析・評価を行った.その結果,40代の反応時間は,どの呈示条件でも20代より反応時間の平均値が大きくなり,比率としては1.03〜1.09倍であった.本稿では,これらの分析結果を応用したボタン設計支援システムを提案する.このシステムでは,作成したボタンの扱いやすさを使用環境や年齢層を考慮し評価することができる.評価には自己組織化マップ(SOM:Self-Organized Maps)を用いる.

2H-2 (時間: 16:20 - 16:45)
題名ゲーム実況動画における動画多画面視聴支援システムの提案
著者*中野 裕太 (神奈川工科大学大学院工学研究科), 服部 哲, 速水 治夫 (神奈川工科大学情報学部情報メディア学科)
Pagepp. 370 - 373
Keyword動画視聴支援, 動画多画面同時視聴, 再生同期, RIA, Flex
Abstract1.はじめに 現在,動画共有サービス(ニコニコ動画,YouTubeなど)には,多くのゲーム実況 動画が投稿されている.そして,投稿されている動画の中には,オンライン上で 複数人で対戦できるゲームの実況動画が存在する.更に,オンライン上で複数人 で対戦できるゲームの中には,各プレイヤーのプレイ画面を同時に視聴する方が 面白いゲームがある.例えば,リアルタイムで進行する時間に対応しつつ戦略を 立て対戦するRTS(Real-time Strategy, リアルタイムストラテジー)では,あるプ レイヤーがある戦略をとっているときに,対戦相手である他のプレイヤーがどん な戦略をとっているのかが1つのプレイ画面だけではわからないため,各プレイヤ ーのプレイ画面を同時に視聴することでお互いの戦略が分かるようになり面白く なると考える.また,リアルタイム動画サービス(Ustream.tv,ニコニコ生放送な ど)においても,ゲームの実況 配信をよくみかける.しかし,複数の動画を同時に視聴する機能は動画共有サー ビスやリアルタイム動画サービスにはなく,複数の動画を同時に視聴するには,Web ブラウザを複数使用し視聴しなければならず,動画を再生しているWebブラウザを 配置するのが面倒であったり,操作性が悪いなどの問題点がある.そこで,本研 究では,1つのWebブラウザ上で,複数の動画を同時に視聴することのできるWebア プリケーションを作り,Webブラウザを複数使用し視聴するよりも便利なものにす ることが目的である. 2.問題点の解決策 問題点は以下のとおりである. (1)動画投稿サイトに投稿された動画で複数の動画を同時視聴する場合,投稿者に よって動画を録画してからゲームが始まるまでの時間が違うため,動画の再生同 期がとりづらい. (2)複数の動画を同時視聴するとき,どの動画に注目して視聴すればいいのかわか らない. (3)Webブラウザを複数使用し視聴するのはクライアントの負荷が大きい . (4)複数の動画を視聴するには,Webブラウザを複数使う必要があり,メニューバ ーやツールバーなどがWebブラウザの数だけ表示され邪魔である. 3.解決策 解決策は以下のとおりである. (1)各動画の再生位置を保存することで動画の再生同期を支援する.また,一度保 存した再生位置は他のユーザと共有させる. (2)視聴中の動画で,視聴者数の多い動画を数分おきに自動で推薦する. (3)Flexで実装しクライアントの低負荷を実現する. (4) 1つのWebブラウザ上に複数の動画を表示することで,邪魔なメニューバーや ツールバーなどがWebブラウザ1つ分で済む. 4.提案システム 本システムは,ライブ配信・オンデマンド配信両方の配信機能を実装し,配信さ れている動画を選択し,1つのWebブラウザ上で複数の動画を表示し同時に視聴す ることでき,動画の移動・拡大縮小が可能である.また,YouTubeAPI・UstreamAPI を利用しYouTube・Ustreamの動画の検索と多画面での視聴が可能である.開発言 語として,操作性と表現力に優れいてるWebアプリケーションを構築でき、動画の 再生に優れている Flexを使用している.そして,オンデマンド動画において各動 画の再生位置を保存することで動画の再生同期を支援する機能と,視聴中の動画 で,視聴者数の多い動画を数分おきに自動で推薦する機能を実装予定である. 5.おわりに 現在,問題点の(3)(4)を解決する機能は提案システムに実装済みなので,今後は 問題点(1)(2)を解決する機能を提案システムに実装し,評価実験を行っていく.

2H-3 (時間: 16:45 - 17:10)
題名ネットワークを通じて行動を共有する遠隔地間コミュニケーション環境
著者*村瀬 結衣, 仲倉 利浩, 太田 裕子, 杉浦 一徳 (慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)
Pagepp. 374 - 381
Keyword環境共有, コミュニケーションデザイン, ネットワーク, 情報共有, リアルタイムコミュニケーション
Abstract遠隔地間でのコミュニケーションで感じる、ユーザ同士が存在する地点間の距離や空間の相違を解決するため、人間の生活での行動をトリガーとした遠隔地コミュニケーション環境を構築する。本論文ではその第一段階として、ユーザの睡眠起床の行動を共有する。ユーザが“目覚ましを仕掛ける”、“目覚ましを止める”という、毎日習慣的に行う行動から取得できる情報を共有することで、遠隔地間でのコミュニケーションにユーザ同士の行動理解の概念が現れ、新たなコミュニケーションやユーザ同士の一体感が生まれる。