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マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2012)シンポジウム

セッション 7E  作業支援
日時: 2012年7月6日(金) 8:30 - 10:35
部屋: 剣梅鉢の2
座長: 角 康之 (はこだて未来大学)

7E-1 (時間: 8:30 - 8:55)
題名筋電位変化と重力加速度を利用したVDT作業支援システムの提案と基本実験
著者*加藤 正樹 (神奈川工科大学大学院 工学研究科 情報工学専攻), 小堀 達也, 鈴木 孝幸, 五百蔵 重典, 田中 博 (神奈川工科大学 情報学部 情報工学科)
Pagepp. 1889 - 1896
Keywordまばたき, 筋電位, 脳波センサ, 加速度, VDT作業支援
Abstract我々は,四肢の一部の動きが困難な身体障がい者や怪我人などに向けた新たな手法によるVDT作業支援システムの実現を目指している.具体的には,加速度センサより取得できる「頭部の傾きによる重力加速度」を利用したカーソルの移動と,脳波センサより取得できる「まばたきによる筋電位変化」を利用したスクリーンキーボードのキーの選択の可能性を検討する.本報告では,VDT作業支援システムの基本構成と提案手法の評価を行った結果を述べる.また,VDT作業支援システムの実現に向けた基本実験として,まばたきによる筋電位変化を用いたスクリーンキーボードのキーの選択方法の評価を行った.合わせて,頭部の傾きによる重力加速度を用いたカーソル移動の方法を提案する.

7E-2 (時間: 8:55 - 9:20)
題名ランドマークの視認性に基づく歩行者向け音声ナビゲーションの提案
著者*渡邉 翔太, 梶 克彦, 河口 信夫 (名古屋大学大学院工学研究科)
Pagepp. 1897 - 1903
Keywordナビゲーション, 歩行者, 音声, ランドマーク
Abstract歩行者の移動支援を目的とした,ナビゲーションシステムが普及しつつあるが,その多くは表示される地図や経路の確認のために画面を何度も見る必要がある.しかし,歩行中の画面確認は,衝突の危険性や,移動の目標物を見失う可能性があり,安全な歩行を行うためには,立ち止まって端末の画面を見る必要がある.本研究ではランドマークの視認性に基づく歩行者向け音声ナビゲーションを提案する.提案するナビゲーションでは,従来のナビゲーションで用いる地図情報に加えて,視認可能な方向,大きさなどの情報を持つランドマーク情報と,ランドマークが視認可能な場所を特定するための壁情報を用いる.これらの情報により,歩行者から見て進行方向に存在し,歩行者から視認可能な,視認性の高いランドマークを選択し案内を行う.これらにより,ユーザの画面確認を必要としない,音声ナビゲーションを実現する.また,提案した音声ナビゲーションの実用性を確かめるために,プロトタイプシステムを実装し,動作を検証した.

7E-3 (時間: 9:20 - 9:45)
題名自動車メタファを用いた歩行者行動の可視化システム
著者*佐々木 裕昭 (神戸大学), 寺田 努 (神戸大学/科学技術振興機構さきがけ), 塚本 昌彦 (神戸大学)
Pagepp. 1904 - 1911
Keywordウェアラブルコンピューティング, 可視化, 情報提示, 暗黙知
Abstract人通りの多い場所などにおいては,歩行者どうしの接触や互いの進行方向を遮ってしまいスムーズに他者とすれ違えないといったトラブルが起こる.本研究では,そのようなトラブルは各歩行者が他者の行動を事前に知ることが困難であることが原因の1つだと考え,人々が暗黙知としてもっている自動車の知識を活用した歩行者行動の可視化システムを提案する.提案システムは,身に付けたLED などのデバイスで自動車におけるウインカやブレーキランプ等の機能を歩行者に装備させることで,歩行者行動を可視化し,安全でスムーズな歩行を実現する.実環境における提案システム装着者の行動を予測する評価実験から,自動車のメタファを用いた行動可視化手法の有効性を確認できた.また,可視化デバイスを身体の様々な位置に装着し,装着位置の変化が視認性に与える影響を評価した.

7E-4 (時間: 9:45 - 10:10)
題名筋電センサを用いた筋力トレーニング支援方法の効果の評価
著者*小林 理紗, 藤本 実 (神戸大学), 寺田 努 (神戸大学/JST さきがけ), 塚本 昌彦 (神戸大学)
Pagepp. 1912 - 1918
Keyword筋力トレーニング, 筋電図
Abstract近年,筋力トレーニングは体力づくり,健康の維持・増進,ダイエット,ボディメイキング,リハビリテーションといった幅広い目的で盛んに実施されている.しかし,筋力トレーニングは正しい知識に基づき適切な管理を行わなければ十分な効果は得られない.そこで本研究では,専門家の指導がない状況においても強化したい筋に十分な刺激を与えるシステムを構築するために,まずは効果的なトレーニング支援方法の検討を行った.今回はアームカールとトランクカールについて強化したい筋の筋電位を測定し,インストラクタが普段行っている指導方法の効果を評価した.その結果,両方の種目で何も指示せずにトレーニングを行うよりも支援があるほうが強化したい筋をより使用できることを示した.

7E-5 (時間: 10:10 - 10:35)
題名スマート環境シミュレータへの協調作業支援機能の拡張
著者*吉田 昌剛, 玉井 森彦, 柴田 直樹, 安本 慶一 (奈良先端科学技術大学院大学)
Pagepp. 1919 - 1927
Keywordスマートスペース, スマート環境シミュレータ, 協調作業, 情報家電
Abstract本稿では,スマート環境の開発を支援することを目的に,複数のクライアント端末で,スマート環境アプリケーションを同期してシミュレーションを実行し,スマート環境の任意の情報を各端末に任意のレイアウトで表示できるシミュレータのフレームワークを提案する.ユーザや外部環境の状況に応じて,情報家電などのデバイスを自動制御するスマート環境アプリケーションの開発において,動作確認やテストによる不具合発見を行うためには,多大な労力や費用がかかる.スマート環境が大規模化することにより,構成要素であるセンサや家電デバイスが増え,それらの依存関係は複雑なものとなり,スマート環境全体の動作ならびに不具合を把握することが難しくなる.既存のスマート環境シミュレータは,単一の端末での実行を想定しており,大規模なスマート環境の動作確認や不具合発見を複数の開発者で分担して行うための支援機能を有していない.本研究では,上記の問題点を解決するために,スマート環境のシミュレーションを複数の端末で同期実行する機能ならびに複数の開発者間での動作確認・不具合発見を支援する機能を既存のスマート環境シミュレータに拡張する.複数の端末それぞれに,スマート環境の任意の構成要素を選び,任意のレイアウトで表示するフレームワークを提案する.