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マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2013)シンポジウム

セッション 5B  位置情報システム
日時: 2013年7月11日(木) 10:40 - 12:20
部屋: 柏・ポプラ
座長: 岩本 健嗣 (富山県立大学)

5B-1 (時間: 10:40 - 11:00)
題名Wi-Fi を用いた Indoor Fingerprint Localization における精度の検討
著者*小西 秀典 (早稲田大学基幹理工学部情報理工学科), 大木 哲史 (早稲田大学理工学研究所 次席研究員), 金井 謙治, 甲藤 二郎 (早稲田大学 基幹理工学研究科)
Pagepp. 1111 - 1115
KeywordWi-Fi, fingerprint, localization
Abstract人工衛星を利用した位置情報を提供するシステムであるGPSの使用が難しいインドア位置推定に関する研究には、ホップ数を用いた手法、到着時間を利用した手法など、様々な手法がある.コストを掛ければ、より精度の高い位置推定を行うことができるが、これは現実的ではない.身近なもの、または現在普及してきている既存のものを利用することにより、コストは抑えることができる.本稿では、別に検討しているインドア無線マップの作成と並行し、既存のインフラであるWi-Fiアクセスポイントを利用したFingerprint手法の改善を検討する.狭い環境と広い環境の異なる2つの環境下において、Wi-Fi以外の要素も用いた位置推定の評価実験を行い、従来のFingerprint手法と比較し、精度の改善が見られることを確認する.

5B-2 (時間: 11:00 - 11:20)
題名ジオフェンシングサービスのための間隔可変測位による省電力入圏検出方式の評価
著者*中川 智尋, 山田 渉, 土井 千章, 稲村 浩, 太田 賢 (NTTドコモ先進技術研究所), 鈴木 誠, 森川 博之 (東京大学先端科学技術研究センター)
Pagepp. 1116 - 1122
Keywordジオフェンシング, 省電力入圏判定方式, 間隔可変測位
Abstract仮想的に設定した地図上の境界をユーザが越えたことを検知し、予め決められた処理を自動的に実行することで、場所に応じた情報やサービスが提供できる.このようなジオフェンシング技術は,日常生活におけるリマインドや,子供の見守りや盗難防止などの安心安全サービス,ターゲティング広告やモバイル決済など広い応用が期待される.ジオフェンシング技術の実現には,監視対象スポットへの入圏をいかに小さい消費電力で検出するかが課題となる.入圏の検出を省電力化する関連研究として,測位手段切替機能,移動検出機能,間隔可変測位機能が提案されている.間隔可変測位機能では,端末の移動方向や監視対象スポットへの距離に応じて測位回数を削減することで,さらに省電力化を図ることができる.本稿では,距離に基づく移動検出間隔を決定する移動検出機能と,間隔可変測位機能における接近速度の補正アルゴリズムを提案する.シミュレーションにより提案方式を評価した結果,接近速度の補正を行わない既存の間隔可変測位方式と比較して,消費電力を42%から52%削減し,検出漏れ率は既存方式と同水準の5%以下に抑制された.

5B-3 (時間: 11:20 - 11:40)
題名ソーシャル観光マップ -ソーシャルデータからの観光スポット抽出-
著者*荒川 豊 (奈良先端科学技術大学院大学), Tatjana Scheffler (University of Potsdam), Stephan Baumann, Andreas Dengel (DFKI Germany)
Pagepp. 1123 - 1132
Keywordジオタグ, ソーシャル, データマイニング, 観光
Abstract本論文では,位置情報付きのソーシャルデータを分析に基づくソーシャル観光マップの構築に向け,都市の人気スポットをその正確な名前と共に抽出する仕組みを提案する.提案では,人気スポットの名前を推定する手法として,Foursquareなどの複数のチェックインサービスから得られる情報を用いることで,従来のタグ分析手法と比較して,正確な表記の名前を得ることを可能とする.また,分析対象面積に対する十分なデータサイズについて検証し,実際に収集した膨大なデータの中からサンプリングした小さなデータセットからでも,十分な結果が得られることを示す.最後に,従来方式(枚数による順位付け+タグ分析による意味付け)と提案方式(枚数と時間分散による順付け+チェックインサービスを用いた意味付け)による観光スポット上位10件の比較した結果を示す.

5B-4 (時間: 11:40 - 12:00)
題名スマートフォンの気圧センサと気象情報を用いた高度推定手法
著者*並木 渉, 市野 将嗣 (電気通信大学大学院情報理工学研究科総合情報学専攻), 笠原 弘樹 (早稲田大学理工学術院基幹理工学研究科情報理工学専攻), 吉井 英樹 (ソフトバンクテレコム株式会社), 吉浦 裕 (電気通信大学大学院情報理工学研究科総合情報学専攻)
Pagepp. 1133 - 1139
Keyword気圧センサ, 高度, 携帯端末

5B-5 (時間: 12:00 - 12:20)
題名モバイル環境とオフィス環境の差異を考慮した企業向けコミュニケーションシステムの検討
著者*小牧 大治郎, 池本 健太郎, 堀尾 健一, 松井 一樹 (株式会社富士通研究所)
Pagepp. 1140 - 1144
Keywordスマート端末, モバイル環境, コミュニケーション, エンタプライズ
Abstractオフィスにいる少数の専門家と多数の現場で働く社員が協調して一体となって働くことで,現場だけでは解決できない問題を解決できるようになり,企業の顧客との接点であるフロント業務を強化できる.そのためには,現場とオフィスをつなぐコミュニケーションシステムが重要となる.筆者らは,オフィスにいる専門家と複数の現場の社員を常時コミュニケーション可能な状態にしておき,問題があったときに適切なタイミングで支援できるワークスタイルが有効であると考えた.しかし,既存のコミュニケーションツールを用いた場合,オフィスの専門家の業務が阻害される,同時に複数の現場を支援することが難しい等の問題がある.本稿では,「オフィスで働く社員が現場で発生したトラブルなどに気付くことができる」かつ「オフィスで働く社員がひとつの現場の支援に占有されない」を両立させることを目的として,テキスト/音声/映像の各種メディアの違いが1)現場の状況の把握しやすさと2)オフィスでの作業のしやすさに与える影響について調査,検討したことについて報告する.