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マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2014)シンポジウム

セッション 1A  統一セッション-人間拡張
日時: 2014年7月9日(水) 13:20 - 15:00
部屋: 飛天
座長: 荒川 豊 (奈良先端科学技術大学院大学)

1A-1 (時間: 13:20 - 14:00)
題名(招待講演) 日用品インタフェースと社会展開
著者*塚田 浩二 (公立はこだて未来大学)
Pagep. 1
KeywordHCI, Ubicomp, 日用品インタフェース, プロトタイピング, 社会参加型研究
Abstract携帯電話や家電機器をはじめとして,私達の生活は既に多くのコンピュータに よって支えられています.今回の講演では,少し未来へ歩を進めて,身近な日用 品(家具/生活小物/食器等)にセンサやコンピュータを内包し,生活を便利に /豊かにすることを目指した「日用品インタフェース」について紹介します. フックに洋服を掛けるだけでデジタル化できるタンスや,食事中に食べ物に応じ た多彩な音色を奏でるフォーク等の様々な研究事例を紹介すると共に,こうした 新しいモノづくりを支える試作技術や社会展開手法について紹介します.

1A-2 (時間: 14:00 - 14:20)
題名着ぐるみ装着者支援のための提示情報の認知度を考慮したマルチモーダル情報提示手法
著者*丁 吉之 (神戸大学大学院工学研究科), 寺田 努 (神戸大学大学院工学研究科/科学技術振興機構さきがけ), 塚本 昌彦 (神戸大学大学院工学研究科)
Pagepp. 2 - 9
Keywordウェアラブル, マルチモーダル, 着ぐるみ
Abstractウェアラブルコンピューティングシステムは様々な状況下での利用が考えられ,システムを取り巻く環境は頻繁に変化する. そのため,システムを利用しているユーザの行動,および周囲の環境と使用する情報提示デバイスの組合せによっては,ユーザの情報支援の認知に影響を及ぼす可能性がある. 例えば,屋外でディスプレイを使用しているときに周囲が明るくなると表示が見づらくなるというように,ユーザの作業の妨げになったり,場合によってはユーザを危険に晒す恐れがある. そこで筆者らの研究グループでは,システム障害時にユーザが装着しているデバイス同士が直接データ通信を行うことで情報支援を継続し,システムの信頼性を確保する手法を提案してきた. 本研究では,ウェアラブルコンピューティング環境の例として着ぐるみ装着者支援システムに提案手法を導入し,HMD,スピーカ,振動モータの3種類の情報提示デバイスを実装した. また,ユーザの行動,周囲環境と提示デバイスの組合せと情報提示の認知度との関係を調査した.

1A-3 (時間: 14:20 - 14:40)
題名ウェアラブルデバイスへの利用を想定した人体通信の伝搬特性に関する実験結果と考察
著者*山本 恵理, 佐々木 良一 (東京電機大学大学院 未来科学研究科 情報メディア学専攻 情報セキュリティ研究室)
Pagepp. 10 - 15
Keyword人体通信, ウェアラブル機器, モバイルヘルス, ヘルスケア
Abstract近年,自分で自分の健康管理をするヘルスケアへの関心が高まっている.ヘルスケアを目的とするデバイスとして用いられるウェアラブルデバイスは,WBANと呼ばれる人体を中心とした無線通信により,ハブ端末であるスマートフォンやタブレットと通信が行われている.このWBANはIEEE 802.15.6によって規格が策定されており,共通のMAC層を用い,物理層としてUHF帯狭帯域通信,超広帯域通信(UWB),人体通信(電界方式)の三種類が提案されている.我々は,この中でもウェアラブルデバイスへの搭載が期待されている消費電力の少ない人体通信に着目した.人体通信(電界方式)は,シミュレーションによる報告事例はあるが,実験による測定結果の報告は非常に少ない.また,人体通信機能は,ウェアラブルデバイスへの搭載が期待されているものの,その通信の安定性については,いくつかの課題が残されている. そこで我々は,人体通信機能を搭載したウェアラブルデバイスを想定し,スマートフォンとの通信を人体通信を用いて行う場合の人体上の伝播特性と周波数特性について,21MHzと455kHzの搬送波周波数を用いて測定を行った.この結果,21MHzに比べ455kHzを使用した人体通信機能を搭載したウェアラブルデバイスを,手または足に装着することにより安定した通信を行える事を確認した.